携帯電話は、有線電話系通信事業者による電話機を携帯する形の移動体通信システム、電気通信役務。端末を携帯(ケータイ)と略称する。携帯電話の構想は、電話機が考案されて間もない頃からあった。電波を使用して無線で通信でき、かつ人間同士が音声にて会話することが夢として描かれていた。
1990年代になると普及が進み、本体に液晶ディスプレイが搭載され始めた。 1990年代半ばには通信方式がアナログからデジタルへと移行し、着信音に好みの音楽が設定できる着信メロディや、ポケットベルと連帯したメッセージサービスが使えるようになった。 1999年には iモード が日本でスタートし、インターネット網への接続が可能となり、通信速度が向上し、画像やJavaを使用したゲームなどの利用が可能となった。
2000年代に入ると第三世代携帯電話が登場する。テレビ電話が可能となったほか、パソコンと接続して高速なデータ通信が行えるようになった。またラストワンマイルの問題が解決しやすいことから発展途上国でも爆発的に普及し始めた。2007年からはPDAが更に進化し、パソコンとの差異がほぼなくなったスマートフォンが普及している。