裁縫に使う針、縫い針は細長い金属で出来ていて先端が尖っている。反対側の端には針穴と呼ばれる小さな穴があいており、穴に糸を通して結びつけ、針で布などを突き通すことであいた穴に糸を通すことができる。ミシン針の場合は先端に穴がある。古代の針は木や骨などで作られていた。 裁縫用の針は今から3~4万年前に東シベリアで発明されたとされる。
糸を通す孔のない待ち針であるが、これは縫い合わせる布同士を一時的に止める場合などに使われる。また布を通り抜けさせる必要がないので、安全のために後端に飾りが付けてある。
針は細くて落とすと見失いやすく、また尖った先端が体を傷つけることが多い。使う際には針山に突き刺してその位置を確保する。細くて曲がりにくいことから折れることもあり、これはなお危険なのでその保存に注意する。折れた針を供養するのが針供養である。縫い物を専門に行うものを針子という。