食券とは、飲食物などの交換を目的として発券される、有価証券の一種。
個々の食堂・レストランやファーストフードチェーン・ファミリーレストランなどで店頭の自動券売機において発券され、その販売者の元で決められた場所でのみ有効となり、有効期限なども任意に決められる。金券形式で発行される場合には「食事券」とも言う。食券を発行することによって、人員不足の解消、無銭飲食を防いだり数量管理の簡素化を図る。
戦争時や共産主義諸国などで食料の配給制を実施している場合には、国家の食糧配給部門が個人に対して必要量とされる割り当てが可能な量を割り当て、それを配給する際に必要な証券として個々人に支給される。