コカ・コーラは19世紀にアメリカ合衆国で発明された世界初のコーラ飲料とされる。ジョージア州アトランタ発祥。現在も本社はアトランタにあり、同地にある「World of Coca-Cola」という博物館には多くの観光客が訪れる。博物館では世界各国のコカ・コーラの味を比較できる。
コカ・コーラの名称の由来は、コカの葉(成分としてコカインを含む)とコーラの実(当時はほぼアフリカ産)を原材料に使っていたことによる。法律で禁止されるまでは、微量ではあるがコカイン成分は実際に入っていた。ジョン・ペンバートン博士の友人で経理担当のフランク・ロビンソンが命名した。ただし、どちらも現在のコカ・コーラの主成分ではなく、コーラの実も他のコーラ飲料と同様に風味に殆ど影響を与えない微量である。
コカ・コーラの独特の「くびれ」のある瓶(コンツアー・ボトル)は、女性のボディーライン、または、この当時流行したスカートを参考にデザインされたものと言われているが、この話は事実ではない。
この特徴的な形状の瓶にした理由は、暗闇で触ってもすぐにコカ・コーラとわかるようにするためと、当時無数のコカ・コーラの偽物が出回ったので類似品対策として複雑な形の瓶にしたためである。当時、百科事典のカカオ豆の挿絵から着想を得てデザインされた。
日本でのコカ・コーラCMは、1962年に「コカ・コーラの唄」フォー・コインズ(コーラスグループ) 初めてのテレビCM「コカ・コーラ買ってきた(地球)」編からストップモーション・アニメーションによる「人形」編、実写による花火編、海編、山(バイキング料理)編があり、後述する1967年の加山雄三が出演したスキー編、音楽編、船編などもフォー・コインズがバックグラウンドコーラスを挿入している。
1964年のコカ・コーラCMには、井上順を起用した。日本で初めてのコカ・コーラCMタレントとなる。1967年には加山雄三を起用した。1968年のサーフィン編までは白黒で制作されていた。1968年のテレフォン編で初めてカラー化された。1969年のコカ・コーラCMではピンキーとキラーズが起用された。