光星学院のアルプススタンドでは吹奏楽部が新しい応援曲「だいじょうぶ」を甲子園初演奏した。「だいじょうぶ」は、同校客員講師で視覚障害のあるシンガー・ソングライター板橋かずゆきさん(41)=青森県むつ市=が5年ほど前に作詞、作曲した。板橋さんは同校のセンバツ出場決定を受け、この曲を「応援曲にしてほしい」と光星学院校長に持ち掛けた。バラード調で「確かなことは、ただ一つ僕は生きている」などと力強く歌い上げるこの曲は、吹奏楽部の顧問教諭が編曲し2011年3月3日に同校で初披露された。
ところが同月11日に震災が発生。その後開催されたセンバツでは、被災者に配慮してスタンドでのブラスバンド演奏が控えられたうえ、交通機関の混乱で生徒の応援も取りやめになった。
一方で曲は震災後、青森県内で再注目され、地元ラジオ局へのリクエストが急増するなど話題を集めた。この日のアルプススタンドでは、センバツの応援に駆け付けられなかった生徒や保護者らがスタンドを埋めた。
光星学院吹奏楽部の顧問教諭、五十嵐敬彦さん(34)は「大舞台で演奏できることにわくわくしている。震災で被災した八戸が元気になるように演奏したい」と話していた。http://wp6.hpstyling.com/2011/08/20/2378より記事を抜粋