大原麗子が出演したシリーズCMは、CM企画を担当していた藤井達朗が1985年(昭和60年)に急逝したことや、また時代の変化に伴い、これまでサントリーにとってウィスキーが業績の大部分を占めていたのが、オールド・ショックなどの影響もあって、ウィスキーの売り上げが減少に転じたため、その後大原は出演CMをオールドへと移し、1990年(平成2年)までCMに出演すると共に、これ以降サントリー レッドのCMは放映されなくなった。
女優の大原麗子は、1977年から1987年まで映画監督の市川崑が演出をつとめていたサントリーレッドのCMに出演していたことでも知られていたが、1988年から1990年までオールドのCMにも出演していた(「今日からうちは、オールドです。」)。
これはサントリーレッドのCMの主要企画とコピーを担当していた博報堂の藤井達朗が急逝したことによるものに加え、1989年4月1日からの消費税導入(当時3%)にあわせて行われた、酒税法改訂によるウイスキー類の価格変更(旧・特級ウイスキーの値下げと、旧・1~2級ウイスキーの値上げ)が反映されたものである、とも言われている。