マイク(エルヴィス・プレスリー)はヨットの水夫。
メキシコの太平洋岸・アカプルコに上陸、酒場に行った。飛び入りで歌い、喝采を博したまでは良かったが、船主の娘が酒場について来たため、船主に解雇された。
ある少年がマネージャーになることを条件に、彼に歌の仕事をもちかけた。あるホテルで歌うようになりそこの社交係マーガリタ(アーシュラ・アンドレス)に思いを寄せるようになった。彼女はヨーロッパの貴族で父親のマキシミリアン太公(ポール・ルーカス)とメキシコに亡命していたのだ。太公もコック長を勤めながら米国に入国する機会を待っていた。
若い2人の親しい仲に救命係のモレノは嫉妬し、マーガリタに会って気持ちを確かめようとしたマイクとけんか、腕をくじかせた。そのため、モレノは断崖から飛び込みの技を見せることになっていたのに出場不可能になったため、マイクが代役をつとめることになった。
実は彼、数年前サーカスにいた頃、兄を誤って墜落死させ、以来高所恐怖症になっていた。このダイビングに成功すれば、その恐怖を拭い去ることができる。万雷の拍手が観客から起こった。その中にマーガリタもいて、海から上って来たマイクを迎え、2人は固く抱き合った。