上図は海域火山データベース 海上保安庁海洋情報部より抜粋した西之島の海底地形図です。
これを見ると、このまま噴火が続いても大陸棚までの大きさにしかならないことが分かります。噴火地点より北側では大陸棚が広いのですが、火口がある地点は島の南側です。噴火は大陸棚南側にしか広がらないと考えられます。
右の画像は、国土地理院から出典した1973年当時の西之島に2013年11月20日以降噴火した新島の位置を合わせた地図です。赤い線が2013年11月20日現在の西之島なので、島の海岸線の南部がかなり浸食によって削られているのが分かります。現在の噴火地点は、1973年当時の西之島より少し南側で起こっています。
下図も海上保安庁より抜粋した西之島の海底鳥瞰図です。これを見ても海台の頂上の山が僅かに海面で見られるだけなので、これ以上の島の大きさにはならないことが分かります。