五所川原立佞武多の運行コースは、立佞武多の館周辺の一角を1周するだけと狭い範囲です。巨大ゆえに、この狭さがちょうどいいのです。
開催時間前の18:00頃から立佞武多の館内の渡り廊下がウィーンと開き、ゆっくりと巨大な立佞武多が前進してきます。高さ23mを超える巨大な山車で重さが19tもある立佞武多は、全て人力で運ばれます。十数人がかりでやっと動く立佞武多は、後ろからオーエスオーエスの声が鳴り響きます。
初めて見る五所川原立佞武多は、場所取りの選定に悩みました。いつまでたても決まらないので、取りあえず立佞武多の館の斜向かいにある辻薬局前で見ることにします。
辻薬局の通りや駐車場は既に埋まっていましたが、薬局の入口に座れるスペースがありました。そこで待機して立佞武多が来るのを待ちます。