公益社団法人青森青年会議所 ねぶた師 立田龍宝
その時、毛受勝照は主君の柴田勝家に対し「一旦退いて再び陣を立て直しましょう」と進言するやいなや、勝家軍の象徴である金色の馬印(騎標)を背負って自らが楯となり殿しんがりを務めて敵を引き付け、自身の討ち死にと引き代えに見事勝家を戦場から脱出させた。この主君を想う行動は柴田陣営、羽柴陣営両軍からの称賛を受けた。
運行五十回目という節目となる今年度は、先人たちの築き上げてきた誇りと伝統を胸に、率先して行動する英知と勇気と情熱に溢れた若人が、まちのため、ひとのためにどんな困難をも恐れず突き進んで行くという断固たる決意を込めたねぶたである。
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