伊奈かっぺいは、13日の金曜日にはいつも「だびよん劇場」でトークライブを開いていた。これは1970年代に「だびよん劇場」が開設されたときに当時としては珍しかったライブハウスで何かできることはないか…と考えたときに思いついた企画である。
重ねて13日が金曜日である月は不規則で現れることから13日が金曜日のときに行うこととなった。第1回目の観客は伊奈の知り合い3人。その後口コミによって次第に観客が増え、会場が満杯になった。
開始当初から2000年まで続けることを明言しており、実際に2000年最後の13日の金曜日である10月13日までこのトークライブを行った。伊奈かっぺい自身は、もともと「2000年まで続ける」というのはその時期まで頑張ろうという単なる目標として掲げており、2000年が過ぎても特にトークライブをやめるつもりはなかったようだが、ファンの人に「これで終りなんですね」と言われ、仕方ないからやめよう、ということになったという。「牧さんが死のうが、私が死のうが続ける」という趣旨のことを述べていたら、1992年に「本当に牧さん(牧良介)が亡くなった」ため、どうしようか悩んでいたと述べていた。
会場であった「だびよん劇場」は開設者の牧良介の死により閉館したが(そのときこのライブも一時中断された)、「シューだびよん」として後に復活。こちらも2005年3月末日に閉館した。
伊奈はしばらくの休養の後、13日の金曜日のトークライブを復活させ、その模様を収めたライブCDも発売されている。尚、こちらも開催日不詳だが、だびよん劇場でのトークライブの模様は1996年秋放送の「RAB特集」で一部が放送された。