弘前ねぷたまつりの前に行われている。弘高祭の初日に行われるメインイベントの「弘高ねぷた」は、創立70周年を記念して初めて運行され、以来毎年弘高祭で運行されている。
当初は大型ねぷた1台のみであったが、現在は各クラス1台のねぷたと前灯篭を製作し、クラスごとに囃子をつけて運行されている。通常のねぷたであれば、製作に数ヶ月もの時間をかけ、骨組みも既成のものを使用するのが普通であるが、弘前高校のねぷたは制作期間は約10日から11日と短く、その期間で本体の土台や人形の骨組み、紙貼り、蝋付け、色塗りを行う。
これは学業とのけじめを厳しくつけさせるためである。弘高ねぷたは人形ねぷたで、弘前ねぷたまつりで主流となっている扇ねぷたではない。人形ねぷたは「ねぷた」ではなく「ねぶた」ではないかという議論もあるが、「ねぷた」と「ねぶた」の違いはその形状で区別するものではない。また囃子、掛け声も「弘前ねぷた」と同様であることから「ねぷた」である。
以前は、朝5時から製作作業を行う早朝作業が行われていたが、騒音等周辺住民への迷惑となるため、中止となった。現在では総合的な学習の時間の題材としてねぷた製作が行われている。