世界保健機関 WHOでは、2020年3月18日に、「こまめに水と石鹸による手洗い」、「公共の場などで1mほどの間隔をとる」、「目、口、鼻などにできるだけ触れない」、「他者のため肘やティッシュや布なので鼻と口を覆う」、「発熱や咳(せき)、呼吸困難な場合、電話などで医療機関に相談する」、「最新で確実な情報にもとづき、また地域の医療従事者等の助言に従う」と表記した。
2019新型コロナウイルスに対しては、通常のインフルエンザウイルスと同様の感染予防法が有効であると考えられている。つまり、手指や顔を石鹸で洗う、うがいをすること、粘膜を護るために室内の湿度を50〜60%に保つこと、などである。咳や発熱などの症状のある人に近づかない、人混みの多い場所に行かない、ということも重要である。
マスクの着用については、組織によって見解が異なり、「マスクをしないと感染者が咳をする時に自分の口をつい手で覆ってしまい、手にツバのしぶきをかけてしまってその手で様々な物に触れることで多人数に感染させてしまう」、「マスクをすることは(自分が感染するのを防ぐという意味ではなくて)他者に感染させてしまう人数を減らす」という意味で感染予防になっている、と日本国政府関係者も、感染症を専門とする日本の医師たちがテレビ番組などで解説する時も、全く同様に解説している。