つくばエクスプレス浅草駅近くのスマートボール専門店「三松館」(台東区浅草2)が2020年1月26日、約72年間の営業に幕を下ろした。
スマートボールは、くぎを立てたゲーム盤の上で球をはじいて遊ぶゲーム。盤上にあいた穴に入れると増え、手持ちの玉がなくなると「ゲームオーバー」というルール。
1948(昭和23)年に開業し、土曜・日曜・祝日のみ営業してきた同店。二代目店主の江川明智さんと妻の実希さん2人が歴史をつないできた。マシンが古くなり、建物も老朽化で耐震性に問題が出たことから閉店を決めたという。
60を超えるゲーム台が並ぶ店内は、昭和時代の面影や名残を感じさせる風景で、最近は外国人観光客にも人気だったという。「年代物」のゲーム台はこれまで60年以上使い、明智さん自らが調整を手掛けてきた。