1971年11月、元ザ・フォーク・クルセダーズの加藤和彦(ギター、ボーカル)、加藤ミカ(ボーカル)、角田ひろ(ドラムス、現:つのだ☆ひろ)のメンバーで結成される。そこに高中正義(リードギター)が加入し、1972年にシングル「サイクリングブギ」でデビュー。
その後まもなくして角田が自らのバンドを結成する為に脱退する。ドラマーとして大口広司の一時加入を経た後、高橋幸宏が参加、高橋に誘われる形で小原礼(ベース)がメンバーとなる。
1973年、ファーストアルバム『サディスティック・ミカ・バンド』を発表。このアルバムは発売当初は数千枚しか売れなかったが、イギリス、特にロンドンで評判となり逆輸入という形で日本でも評価されるようになった。また泉谷しげるのアルバム『光と影』にも「加藤和彦とサディスティック・ミカ・バンド」名義で参加した。
YouTubeの映像は、サディスティック・ミカ・バンドが1975年にロキシー・ミュージックのツアー同行のためにイギリス入りした時に、当時の人気音楽番組だった「オールド・グレイ・ホイッスル・テスト」に出た時の映像。
当時、イギリス先行でシングル発売された「Suki Suki Suki(塀までひとっとび)」は、アルバム「黒船」収録のオリジナル版と違って、2番と3番を、当時、ミカ・バンドのイギリスでの広報担当だったサイモン・パックスレーが書いた英語詞で歌っている。