今年の弘前さくらまつり終了後、弘前公園では弘前城の石垣大修理が本格的に行われる。石垣修理に伴う弘前城天守は解体せず曳屋工法を使い、現在地の北西70mに移動する。曳屋は2015年の夏に始まり、元に戻るのは早くて5年後の予定。100年ぶりの大修理で、三層の重要文化財を曳家して石垣を修理するという、全国でも類を見ない大規模な工事となる。
・・・弘前出身のオラにとって、弘前城天守閣は岩木山と共にそこにあって当たり前の建物だった。移転するのが悲しいだけでなく、右写真のような堀に映る天守閣の写真が撮れなくなってしまうのだ。2020年の東京オリンピックまで堀に映る天守閣の写真は撮れない。埋め立てられた堀の復元がどうなるか分からない。
ちなみに右写真は2004年4月15日の早朝に堀に映った天守閣を自ら撮影し、堀の部分を天地逆にしてつなげました。堀の水面から見たような写真ですが、桜が落ちていない時期は堀が綺麗に天守閣と青空を映し出します。