「閉ざされた時間割」
松田良平は、深夜、苦手な数学の勉強をしていると、誰かに見張られているような気がして、窓の外を見た
そこには、良平ぐらいの少年の姿がハッキリと映っている
「だれだ?」
勇気を出して、窓を開けると、そこには誰もいなかった
翌朝 近所に住むクラスメートの三原令子に弟・努のことで相談があるから昼休みに会ってくれと言われる
1時限目の数学 良平は急に抗い難い眠気に襲われる
気づくと、教師の姿がいない 1時間も眠ってしまったと焦っていると
他の生徒から授業が終わったと言われ驚愕する
「そういえば、今日の松田さん、いつも違っていたわ やたら質問したり、すすんで答えたり」
良平はそんなタイプではない