Quantcast
Channel: スチャラカでスーダラな日々
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7530

天才はつくられる5

$
0
0
『天才はつくられる』眉村卓/著(角川文庫)
『天才はつくられる』眉村卓/著(角川文庫)

天才はつくられる2敬子から「1年生のクラスで、全員の票を集めて図書委員が選ばれたんですって」

その新顔の女生徒・井戸崎玲子から
(以前見た少年は地区グループのリーダー大須賀雄一さんよ)という思念が来た

そこに坂村がグラウンドで怪我をしたとしらせが入る
野球部のボールが急に曲がって、先生の頭に直撃したという

先生が持っていた雑誌には、30名ほどのグループの写真が載っていて、その中に大須賀もいた
“天才を自負する少年少女 学業は首席 スポーツは万能 抱負「僕たちは大きなことをやりますよ」”

史郎(彼らには良心による自動ブレーキなどひとかけらもないんだ!)

玲子に怒りを浴びせると動揺し(あれは指令だし、命に関わるほどの怪我じゃないわ)
この生徒は自分たちの仲間やリーダーを恐れているのだ

玲子(手始めは今度、敬子が出る区内庭球大会よ)

史郎は敬子に事情を告げず、テニス大会を見に行く
気付くと、大須賀ほかグループの真っ只中にいた

準決勝までいった敬子は、超能力により敵のボールが急に方向をかえられ劣勢となる
史郎が応戦しようとすると
(やめて! 向こうが超能力を使っているのは分かってる 松山さんまでそんなことをするのはやめて)

大須賀
(忍耐もこれまでだ あと1週間やる 来週の今日の午後5時までに仲間になる決心をしなかったら
 先生、敬子、君も消すつもりだ)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 7530

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>