敬子から「1年生のクラスで、全員の票を集めて図書委員が選ばれたんですって」
その新顔の女生徒・井戸崎玲子から
(以前見た少年は地区グループのリーダー大須賀雄一さんよ)という思念が来た
そこに坂村がグラウンドで怪我をしたとしらせが入る
野球部のボールが急に曲がって、先生の頭に直撃したという
先生が持っていた雑誌には、30名ほどのグループの写真が載っていて、その中に大須賀もいた
“天才を自負する少年少女 学業は首席 スポーツは万能 抱負「僕たちは大きなことをやりますよ」”
史郎(彼らには良心による自動ブレーキなどひとかけらもないんだ!)
玲子に怒りを浴びせると動揺し(あれは指令だし、命に関わるほどの怪我じゃないわ)
この生徒は自分たちの仲間やリーダーを恐れているのだ
玲子(手始めは今度、敬子が出る区内庭球大会よ)
史郎は敬子に事情を告げず、テニス大会を見に行く
気付くと、大須賀ほかグループの真っ只中にいた
準決勝までいった敬子は、超能力により敵のボールが急に方向をかえられ劣勢となる
史郎が応戦しようとすると
(やめて! 向こうが超能力を使っているのは分かってる 松山さんまでそんなことをするのはやめて)
大須賀
(忍耐もこれまでだ あと1週間やる 来週の今日の午後5時までに仲間になる決心をしなかったら
先生、敬子、君も消すつもりだ)