M101 (NGC5457) はおおぐま座にある渦巻銀河。別名を回転花火銀河と言う。距離約2700万光年。1781年にピエール・メシャンが発見した。双眼鏡では条件が良ければ大きく広がった円形で濃淡のない光斑として見えるという。口径8cmの望遠鏡の低倍率で濃淡が見えるが、双眼鏡の方がかえってよく見えるとする意見もある。マラスは口径10cmの望遠鏡で観察して「低倍率が有効。中心部がフワフワと銀色に輝く。まるで星雲状物質にとりかこまれている」とした。
上の写真で、中心部の左上に離れてある光斑がNGC5462、左下に少し離れてあるのがNGC5461、右下にくっつき気味にあるのがNGC5455、右下の画面端にあるのがNGC5447である。これら多くの銀河はM101銀河群を作っている。M101はその中核をなす最も明るい銀河である。