$ 0 0 衛星観測から得られた7月の平均雲量と皆既帯 ■観測場所の天候この皆既日食帯は2019年7月2日に南太平洋を横断します。前回のサロスは、2001年6月21日にアフリカ南部を横断する皆既日食が見られました。皆既帯の最初は、南太平洋上からピトケアン諸島のオエノ島を通過してチリ中部とアルゼンチン中部を通過して首都ブエノスアイレスの南方郊外で日没となります。皆既帯付近で一番晴れやすい地域は、チリ中部とアルゼンチン中部の山岳地帯あたり。ブエノスアイレスに近づくにつれて晴天率は悪くなり、首都ブエノスアイレスの南方郊外ではコロナのまま日没を迎えます。この日食は南半球の冬の季節にあたりますが、亜熱帯に相当する緯度を通過する皆既帯は南緯30度に沿って常に伸びる高気圧に覆われています。チリの海岸付近は砂漠のように雨が降りにくい気候なので、一般的に行きづらいピトケアン諸島のオエノ島より数多くの日食ハンターが訪れることでしょう。管理者に無断での使用・複製・転載・流用禁止