デサフィナード(Desafinado)は、1959年に発表されたボサノヴァの曲。
ニュウトン・メンドンサが作詞し、アントニオ・カルロス・ジョビンが作曲した。本来「Desafinado」 はブラジルポルトガル語で「ヂサフィナードゥ」に近い発音であり、「音痴」または「音はずれ」という意味である。初めて歌詞中に「ボサノヴァ」の単語が取り入れられた曲である。
アメリカでは、ジョン・ヘンドリックス(Jon Hendricks)とジェシー・キャバノー(Jessie Cavanaugh)が、「Slightly Out of Tune」という英題と英語詞をつける。スタン・ゲッツとギタリストのチャーリー・バード(Charlie Byrd)共演の録音が1962年にヒットする。その後も1964年のアルバム『ゲッツ/ジルベルト』にも取り上げられるなど、ジャズのスタンダードナンバーとしても定着した。