$ 0 0 1994.11.3 皆既日食ツアー【アルゼンチン・タンゴ編】 夜はブエノスアイレス市街のカサブランカと言う店でタンゴを見ました。1ドリンク付きで40$写真も自由に撮っていいらしく、場内はフラッシュとシャッター音が鳴り響いていました。タンゴの写真しか載せていませんが、他に3つのショーがあり結構楽しめました^^ アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスでは、1800年代から数多くのヨーロッパ移民が共存していました。そのいがみ合いのはけ口として、男同士が酒場で荒々しく踊ったのがタンゴの始まりとされています。 これが次第に娼婦を相手に踊るようになり、男女で踊るタンゴの原型が出来ていきます。当時は、かなり下品な踊りだと非難されました。 初期のタンゴは、バイオリン・ギター・フルートで演奏されていて、かなりテンポも早かったそうです。その後、バンドネオンがドイツ系の移民によって持ち込まれ、演奏に加わってからタンゴのテンポが遅くなりました。 バンドネオンは全て戦前に作られたので、今では古いバンドネオンを補修しながら使っている演奏者が殆どです。ブエノス市街では数件のバンドネオン補修屋があります。そこへ持ち込んで直してもらっています。 バンドネオンは、音階と押しボタンの位置が合っていなくて演奏の難しい楽器です。アルゼンチンの奏者が独自のアレンジを加えてタンゴを芸術の域まで広げました。…すると下品な踊りと言うレッテルは剥がされ、独自に進化したアルゼンチンタンゴが完成したワケです♪