津軽錦絵大回廊の見送り絵です。弘前市役所の見送り絵を描かれたのは、三浦呑龍絵師です。一番上手い見送り絵だったので、上に紹介しました。
右の絵は、舘田龍節絵師が描きました。既に紹介した画像ですが、昼と夜に撮った写真は映りがまるで違います。ねぷた絵は内側から照らす光に合わせて墨で描かれた書き割りにロウソクの溶かした線と色とりどりの絵で作られているので、夜に見た方が断然映えて見られます。
プラスティック入りの和紙に描かれてはいるのですが、雪などで絵の隅が濡れてしまうと修正が利かなくなります。そのあたりを割り引いて鑑賞して戴けると幸甚です。
下の絵は、笹原雲峡絵師が描かれた見送り絵です。この絵師もハッキリとした色遣いの美しい絵を描くので、これから人気が出る絵師だと思います。見送り絵は鏡絵のように背景がうるさくなく、白地が基本です。
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