初売りとは、年が変わって最初に物を売り出すことを言う。 近年は通常、小売店の初売りをさす。通常の営業と異なり、その年1年間の運試しの意味合いをかねた、福袋が販売されることが多い。 その日に買い物をすることを初買いなどと呼ぶ。
1980年代前半までは、官公庁の業務が開始される御用始の1月4日以降に初売りを行う小売店が多かったが、年中無休で24時間営業のコンビニエンスストアやファーストフード店が増えた現在では、スーパーマーケットや専門店での元日の初売りも珍しくなくなり、元日に休業するほとんどの小売店も1月2日までに初売りを行うようになっている。 ファッションビルや百貨店などでは、近年初売りの後に冬のバーゲンセールを行うケースも増えていて、店側は正月返上で準備に追われる。