青森市民ねぶた実行委員会・ねぶた師 北村 麻子
商工会議所会頭賞・優秀制作者賞【総合4位】
陰陽師が最も活躍したのが平安時代。その平安時代は平安とはうらはらに闇と迷信が支配し、怪異や天変地異、物の怪や怨霊が世を乱すと思われていた。
人々は神、鬼、精を「もの」と呼び恐れ、「もの」は人に取り付き、ある時は疫病を流行らせた。どこからともなく現れ、人々に不幸をもたらす妖怪変化。それらと戦い、あるいは前兆を読み、不浄を取り除くことが陰陽師の役割だった。人々は彼らを畏怖の念をもって「陰陽師」と呼んだ。このねぶたは、陰陽師が霊符を用い、魑魅魍魎を退治している場面。
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