唐津城・舞鶴公園で毎年4月下旬~5月上旬に見頃となる藤は樹、齢100年を超えています。唐津市の天然記念物にも指定されています。藤棚の面積は約500㎡で、花房の長さは1.3mにも達します。その数は5万を超え、大変見ごたえのある藤棚です。
唐津のシンボル・唐津城は、豊臣秀吉の家臣であった寺沢志摩守広高が、慶長7年(1602)から7年の歳月を費やして築城した城。現在の姿は昭和41年に復元されたものですが、天守閣を鶴の頭に見立て、東西に伸びる松原が両翼を広げたように見えることから別名「舞鶴城」とも呼ばれています。この凛とした美しさをさらに印象的にするのがフジの花。天守閣に続く石段を覆うように薄紫の花房を垂らし、甘い香りを漂わせています。