クレージー黄金作戦は、東宝創立35周年記念として1967年に制作されたクレージーキャッツ主演映画。日本映画史上初のアメリカ本土ロケを敢行し、ラスベガスのメインストリートを封鎖して撮影するなど、2時間37分にわたる大作である。
博打好きの坊主町田心乱(植木等)は、博打のつけが溜まって債権者の一人北川が経営する金友商事でタダ働きすることに。しかし心乱は、会社を利用して体よくロサンゼルスへと旅立つ。その飛行機で乗り合わせた国会議員の板垣重金(ハナ肇)と医師の梨本金男(谷啓)を「ラスベガスへ行けば3000ドルある」と焚きつけてラスベガスのカジノで一儲けしようと考える。
しかし持ち金を使い果たして日本へ帰れなくなり、砂漠を彷徨ってインディアン(犬塚弘)に追いかけられ、ラスベガスではギャング団(石橋エータロー,安田伸)に狙われて災難続き。果たして三人は大金を掴む事は出来るのか。そして日本へ帰れるのか。