展望室として一般に開放されている「球体」部分(球体展望室「はちたま」)の大きさは直径が32メートル、重量は1,200トンにもなり、外側には3,200枚の「チタン」パネルが貼り込まれています。チタンは耐候性に優れているので潮風にも強いですし、比重が鋼の60%と軽いこと、線膨張率も小さい(アルミの約3分の1)ことなどから、メンテナンスの面でも優れています。一方、社屋全体の直線的な部分には「アルミ」素材が使われており、その微妙な質感の違いで、より球体部分のシンボル性を強調しています。
球体展望室からはレインボーブリッジ越しの東京タワーや東京スカイツリー、富士山など、東京らしい景色が270度パノラマで一望できます。また、夜にレインボーブリッジから見る東京湾越しの社屋がとても綺麗です。どちらも海を感じる表情です。