マジョルカ島は西地中海に浮かぶスペインバレアレス諸島自治州の中心となる島で、州都パルマ・デ・マリョルカの所在する島である。マヨルカ島とも呼ばれる。
バレアレス諸島の中では面積、人口共に最も大きい島である。また、夏の観光シーズンの間は観光客や国内外からの長期滞在者など含めると人口は倍以上に膨れ上がる。 6月から9月の最高気温は25度~30度C、最低気温は18度~22度C。10月から5月は各々18度~22度C、8度~16度Cである。年間降水量は約400mmで、6月~8月はとくに少ない。
現在のマジョルカの主要産業は観光である。数多くの美しい砂浜やビーチ・リゾートが島内に点在している。特にバカンスの季節になると海水浴を楽しむ観光客でビーチはごった返す。英国やドイツからの観光客がとりわけ多く、島内の観光地では英語やドイツ語が広く通用する。ドイツ人にとってのマジョルカは、日本人にとってのハワイのような立場である。ビーチ以外にも北部には海へと切り立つ断崖絶壁やその間に点在する村々の絶景、また東部のポルト・クリストにはドラック洞窟など多数の巨大な鍾乳洞があり、観光客の目を楽しませている。