ダンスミュージックとしてのトランスは、1980年代中期にアシッド・ハウスから派生した。ハウスから派生したのかテクノから派生したのかは難しいところであるが、テクノ組のトランス参入は中期以降である。現在のトランスミュージックは主に西ヨーロッパ圏を中心に流行しているトランスと、世界規模で流行しているサイケデリックトランスがあり、これらは互いに影響を与えながらも異なった変化を遂げてきた。ドイツのフランクフルトで誕生したトランスはベルギーのニュービートなどから強く影響を受け、リズミカルなドラムパターンや叙情的なメロディを持ち、現在のトランスミュージックの基礎を作った。