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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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停電だョ!全員集合

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8時だョ!全員集合 停電事件

停電だョ!全員集合随時、回り舞台を活用する大掛かりな舞台装置(最後に回り舞台を使用したのは1985年6月8日の放送で、1985年ではこの回のみ)と、入念に練り込んだコントや、大仕掛けの屋台崩しに代表される豪快な落ちなど、出演者たちの身体を張った笑いが、小学生を中心とした老少男女を問わず幅広い層の視聴者に熱狂的に受け入れられた。また、生放送にこだわったため、停電やボヤ騒ぎ、ゲストの負傷等のアクシデントに見舞われた回もあった。

毎回のように三船敏郎、若山富三郎、菅原文太、加山雄三、田宮二郎などの大物俳優や、当時の売れっ子アイドルを呼び、しかも彼らが積極的にコントに参加するなど、かなりの予算と労力を要した。放送2日前からドリフメンバーやスタッフによる打ち合わせを行ったり、「番組がスランプに陥っている」と言う理由で、通常のレギュラー放送を一時休止して(その間は総集編を放送)、ドリフメンバーによる「合宿」までしたという。このように莫大な労力を費やして制作していた番組であった上、出演者のギャラの高騰などによる費用面の問題・出演者に掛ける保険の費用高騰・安全性の問題・その後の様々な表現規制・芸能事務所の生放送番組に対するスタンスの変化などといった業界事情の変化により、現在ではこの様な規模の公開生放送番組を毎週1回のペースで作ることは極めて困難であり、かつてドリフのマネージャーを務め、現在ドリフメンバーが所属するイザワオフィス社長の井澤健も『週刊新潮』のインタビューで「時代が変わり過ぎて、現在ではもう再現不可能な要素が多過ぎる」と語っている。

7時だョ!全員集合

オープニング生放送開始1分前、すなわち19時59分の時点ではステージ上にはいかりやとゲストのみが上がっており、ドリフの残りのメンバーは観客席の通路に待機している。20時ちょうど(正確には20時00分02秒、TBSは時報が鳴るため)になると、いかりやがカメラに向かって大きく指を差しだし「8時だョ!」と掛け声をかける。それと呼応するように、観客席から観客とドリフの残りのメンバー4人が片手を拳にして上げながら「全員集合!」と返し(連動して自動的にカメラの向きが変わる)、ゲイスターズの演奏と共に4人が客席後方から舞台上に登場する。

この間、テレビの字幕ではタイトル文字が飛んでゆき、一旦集まって「全集員合」となり、再び集まって「全員集合」タイトルを構成していた。4人は、この演奏が鳴り終わるまでに、素早くステージに上がらなければならない。その後、いかりやのちょっとしたトークを5~10秒程度挟み(「寒くないか?」「春休みでございますね」「いっていいか?」「さぁ元気良く(省略)」等。年内最後の放送に当たる場合は「本年最後の全員集合です」が挙げられる)、「行ってみよ~!」もしくは「ゆけ~!」「出発~!」という掛け声にあわせてオープニングテーマ曲「ちょっとだけョ!全員集合」が流れ出す。

このオープニングテーマは北海道の民謡である「北海盆唄」の替え歌で、使用は『8時だョ!出発進行』と入れ替わりで番組が再開した1971年10月2日の放送から。振付は藤村俊二。もともと3コーラス流していたが、1983年2月から2コーラスに短縮された。このオープニングテーマの演奏中にテレビの画面ではスタッフロールが流れる。そして最後はドリフの「よろしく~!」の叫びと共に、全出演者がお辞儀をして終わる。

8時だョ!全員集合 オープニング集

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