転がる太陽 地球の自転軸が公転軸に対し23.4°も傾いているため、一日のうちには太陽が少しだけ上がって見えたり、下がって見えたりの繰り返しになります。地平線を転がる太陽と言うのは、地平線の延長上の何かの上を「転がる」というものではありません。
太陽が出ている時間は短いのですが北の地平線近くを低い位置で太陽は移動して沈んでゆくのです。これが南緯70度だと、南緯66.6度より太陽の動きは水平に近づくのですから、正中高度1度の太陽は転がる度合い、日の出~正午~日没の距離が長くなります。
地平線を転がる太陽(アラスカ大学地球物理研究所の赤祖父俊一教授がバローで撮影)