テレビCM「置き型ファブリーズ対くさや」について
当CMについて、さまざまなご意見を頂戴し、社内で再検討しました。まずは、とりわけくさやを大切な食文化として愛する方々に不快な思いをおかけしてしまったこと、誠に申し訳ありませんでした。広く皆様に愛される日用品の製造・販売を目指す私たちにとって、当該CMは配慮の欠けた内容があったと考え、適切な内容を検討すべく、手続き上できる限り早い日程から、別のCMに差し替えました。
弊社お客様相談室にご意見・ご忠告をいただいたことをうけ、生産地の方々に謝罪、ご意見をうかがう機会を得ました。お叱りとともに、今後の協力に関する建設的なご提案もいただきました。その様な関係者の貴重な意見を拝聴しながら、適切な表現について検討していく予定です。まずは、生産地の方々へご迷惑がかからないことが我々にとって一番の願いです。勝手なお願いですが、皆様にご配慮いただけますと、大変ありがたく思います。
このページをご覧になっているということは、何らかの形でファブリーズというブランドに興味を持ってくださったことと推察します。このたび、このCMで不快な思いをされた皆様に改めてお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。
皆様に愛されるブランドになるべく一層精進して参りますので、これからも布用消臭スプレー・消臭剤のファブリーズをご愛顧くださいましたら幸いです。
2016年12月9日 P&Gファブリーズチーム一同より抜粋
このCMに「くさや」の産地がカンカンになっているのだ。
八丈島の八丈町議会議員の岩崎由美氏が地元民の気持ちを代弁する。
「漁師や生産者はもちろん、くさやを好きな人が見たらどう感じるか、ショックで悲しむのが分からないのか、それを考えずに作っているようにしか思えません。くさやは生産者や島の住民にとっては欠かせないソウルフードです。300年以上にわたって守り継いできた伝統食を、こんなくだらない演出で侮辱するのは許せないと言っています。地元の貴重な産業にどれだけの影響力を及ぼすか、想像できないのでしょうか。意図はなくても結果としておとしめています。お客様相談室にメールを送ったら、『今後CMを制作する際の参考にさせていただく所存です』という返答でした。同じようにブルーチーズを箱に入れて検証したら、世界中からクレームがくるはずです」
P&Gの広報担当によると「CMを打ち切るかどうかは分かりません。社内でもこの表現についてどのように対応していくべきか、検討が始まったところ」