ラブユー東京は、1966年に発売された黒沢明とロス・プリモスのシングル。この曲は黒沢明とロス・プリモスの代表曲とされる。
初回出荷はわずか1000枚に留まった。発売当初のA面曲は「涙とともに」であった。実際、当時のロス・プリモスは自身のテーマ曲として「涙とともに」を歌うことが多かった。しかし発売から半年後、山梨県甲府市のホステスの間で「ラブユー東京」が話題になり、また作曲した中川博之と友人で後に推理作家としてデビューする内田康夫が制作に係わった深夜ラジオで連夜「ラブユー東京」を流し、次第に知名度が上がる。
1967年7月、同品番でジャケットデザインを差し替え、「ラブユー東京」がA面曲に昇格する。旧版ジャケットは2色刷りのロス・プリモスのメンバーの写真が使用されており、新版ジャケットはカラー印刷の夜景と女性の写真が使用されている。
オリコンシングルチャートが正式に発表されるようになった1968年1月4日付で1位を獲得し、記念すべき1曲目の1位獲得曲となった。オリコンチャート圏内でのセールスでは30万枚そこそこだが、実際はその前にかなりヒットしていたとされている。