『フットルース』(Footloose)は、1984年のアメリカ映画。パラマウント映画作品。上映時間107分。
公開当時、ケニー・ロギンスなども参加したサウンドトラックのヒットや当時の流行であるMTVを始めとするプロモーションビデオなどヒットも相まって、一種の社会現象となった作品でミュージカル化もされている。2011年にはリメイクも行われ、日本では『フットルース 夢に向かって』のタイトルでDVD発売された。保守的な田舎町にやって来た高校生レンが、住人との隔たりを克服して行く青春物語。
シカゴ生まれのレン・マコーマックが、アメリカ中西部の小さな田舎町ボーモントに転校する。その町では、ある高校生が起こした事故を切っ掛けにダンスもロックも禁止された。シカゴという都会で普通に育ったレンはその異様な状況に困惑していく。シカゴとは違った雰囲気により孤立し、周りから監視されているという息苦しさから抜け出すべく高校の卒業パーティーをしようと、町議会での町民集会で聖書の一説を用い提案を行う。しかし、ショー・ムーア牧師を始めとする街の大人たちに却下されてしまう。
ショーの息子が事故で亡くなり、彼が先頭に立ち事故の原因となった「ロック・ダンス」禁止を推奨してきたが、ショーの娘エリエルとレンが反対派のリーダーであるショーと対話し、序々に彼の心境に変化が現れていく。隣町の倉庫で開催するということで許可を貰ったレン達は、無事卒業パーティーを行い、自由を勝ち取るのだった。
曲の「フットルース」(Footloose)は、ケニー・ロギンスによる1984年のシングルである。映画『フットルース』の主題歌であり、アメリカ合衆国のBillboard Hot 100で3週連続1位となった。日本のオリコン洋楽シングルチャートでは1984年5月21日付から4週連続1位を獲得。