キャスパー市の気候: 月別平均最高最低気温と降水量 | ||||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | |
平均最高気温 °F (°C) | 32 (0) | 37 (3) | 45 (7) | 56 (13) | 66 (19) | 78 (26) | 87 (31) | 85 (29) | 74 (23) | 60 (16) | 44 (7) | 34 (1) | 58 (14) | |
平均最低気温 °F (°C) | 12 (-11) | 16 (-9) | 21 (-6) | 28 (-2) | 37 (3) | 46 (8) | 54 (12) | 51 (11) | 41 (5) | 32 (0) | 21 (-6) | 14 (-10) | 31 (-1) | |
平均降水量 inches (mm) | 0.6 (15.2) | 0.6 (15.2) | 1.0 (25.4) | 1.6 (40.6) | 2.1 (53.3) | 1.5 (38.1) | 1.3 (33.0) | 0.7 (17.8) | 0.9 (22.9) | 1.0 (25.4) | 0.8 (20.3) | 0.7 (17.8) | 12.8 (325.1) |
■キャスパー市の地理
キャスパーは、アメリカ合衆国ワイオミング州ナトロナ郡で唯一の都市で郡庁所在地です。2010年の国勢調査での人口は55,316人で、ワイオミング州第2位。キャスパーは「石油の都市」という渾名があって、近くのティーポットドームの開発時代に遡って石油ブームやカウボーイ文化の長い歴史があります。
キャスパーはワイオミング州の中東部、ララミー山脈の北端であるキャスパー山の麓、ノースプラット川に沿った位置にあります。キャスパーの標高は1,550mほどで、コロラド州デンバーよりやや低いです。8月の平均降水量は18mmしかなく、皆既帯の中では乾燥している地域です。
右の画像はキャスパー中心街の外観で、南にキャスパー山を望む写真です。手前にはノースプラット川が流れます。
キャスパーは国の標準から比較すると小さな都市ですが、地域の金融と商業の中心地です。
1890年代にこの地域で原油が発見されて以来、キャスパーはこの地域の石油産業の中心になりました。最初に発見されたのは1889年、キャスパーから64km北の有名なソルトクリーク油田で、1895年にはキャスパーに最初の精製所が建設されました。それ以降、市内の様々な精製所が建設されたり閉鎖されたりしましたが、現在でも続いています。1980年代初期には市内と近郷には3つの精製所がありました。現在シンクレア石油会社が唯一稼働しています。ここ数十年間はワイオミングで石炭とウラニウムの鉱山が開発され、キャスパーがエネルギー産業の中心となります。
キャスパーに行くには、第二次世界大戦中に建設された元陸軍航空基地であるナトロナ郡国際空港の定期便が利用可能。現在の空港は爆撃機のために建設されているので多くの滑走路があり、後にバー・ナンとなったキャスパー北の地域空港から置き換わりました。キャスパー=ナトロナ・カウンティ国際空港が正式名称です。
キャスパー=ナトロナ・カウンティ国際空港に就航している航空会社の路線ですが、全米各地の40都市へ就航しています。アメリカ西海岸からは、サンディエゴとラスベガスとロスアンゼルスに近いパームスプリングスからも就航しています。この空港からでもコロナが見られますが、キャスパー市街を皆既帯の中心線が通過しているので観光も兼ねてキャスパーで観測された方がいいと思います。