カトマンズは、ネパールの首都で最大の都市である。首都という場合、通常カトマンズ市をさすが、単にカトマンズという場合、カトマンズ盆地全体、カトマンズ郡、あるいはカトマンズ首都圏を指す場合もある。
カトマンズ旧王宮広場(ダルバール広場)の南西の隅に、一本の木からできたという伝説をもつ祭場がある。この建造物の名称、カスタマンダプがカトマンズの名の由来だと言われる。建立年は不明だが12世紀頃ではないかと考えられている。
観光業はカトマンズの主要な収入源の一つである。 王宮やヒンドゥー教や仏教の寺院などがあり、代表的な建造物としてスワヤンブナート寺院、国立博物館、ダルバール広場、バラジュ庭園などが知られる。17世紀の歴史的な建造物が多く残るカトマンズ盆地全体が、カトマンズの渓谷として1979年、ユネスコの世界遺産に登録されている。
市内のタメル地区には、ホテルやゲストハウスが多く集まり、バックパッカー、登山者、長期滞在者などで賑わっている。 ヒマラヤ登山を志す者はほぼここで旅の支度をする。中国のチベット自治区側からは規制が厳しく、ネパール側から登る人が多い。そのためネパールの最大都市であるカトマンズで必要なものを取り揃える。