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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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エベレストの呼称

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Flight to Mount Everest

エベレスト1865年、英国インド測量局長官だったアンドリュー・ウォー(Andrew Waugh)によって、前長官ジョージ・エベレストにちなんだ英語名がつけられた。ウォーは地元民の呼び名がわからないとした上で、手記に以下のように記している。当時、ネパールもチベットも外国人の立ち入りを認めていなかった。

尊敬する前長官のサー・ジョージ・エベレスト大佐 (Colonel Sir George Everest) は、すべての地形に現地での呼称を採用するよう、私に教えてきた。しかしこの山には、おそらく世界最高峰であろうこの山には、現地での呼称を見いだすことができなかった。もし仮にそれがあったとしても、私たちがネパールへの立ち入りを許可される前に、それが見つかることはないだろう。今のところ、この高峰を名付ける特権と責任とは、同等に私に委譲されているものと思う。この山の存在が、市民と地理学者に広く知られ、文明国家に深く浸透するかは、この高峰の名称いかんにかかっている。

1960年代、ネパール政府はエベレストには元々現地での呼び名が存在していたことを発見した。これまでこの存在が知られていなかったのは、エベレストがカトマンズ盆地とその周辺地域の民族に知られておらず名づけられていなかったからで、政府はエベレストの名称を探し出すことに着手した。しかし、シェルパ族の間での名称・チョモランマはネパール統一国家の考えに反するとして採用されなかった。現在のネパール名・サガルマータはネパールの著名な歴史学者、バブラム・アチャリャ (Baburam Acharya) によって考案されたものである。しかしその後もしばらくの間は、カトマンズから東方に高く見えるガウリ・シャンカルがサガルマータだと思っている人が多かった。

2002年、中国の人民日報は西洋でも英語名エベレストの使用をやめて、チベット名のチョモランマを採用すべきと主張する記事を掲載した。人民日報はチョモランマというチベット名は280年以上前の地図にも記載されており、英語名よりも歴史が長いと主張している。

エベレストを中心に捉えたパノラマ写真
エベレストを中心に捉えたパノラマ写真

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