ぼんぼりとは、蝋燭立てに長柄をつけた、紙や絹で覆いのある灯具。柄をつけ下座に台座をつけた行灯。
ぼんぼりは、江戸時代には主に「ぼんやりとしてはっきりしないさま」「物がうすく透いてぼんやり見えるさま」などの意味で使われていて、「ぼんぼりと灯りが見える灯具」という意味でついた名前かも知れません。
漢字では「雪洞」と書き、「せっとう」とも読みます。「雪洞(せっとう)」は、木や竹の枠に白紙を張り一部に小さな窓をあけて、「風炉(ふろ)」と呼ばれる茶の湯を沸かす道具を覆う蓋もさして、これを「ぼんぼり」とも呼びます。弘前では、毎年4月上旬からぼんぼりの設置が始まります。