バリ島の人々はバリ・ヒンドゥー教を信仰し「ウク暦」と「サカ暦」の二つの暦に従って生活しています。ニュピは「サカ暦」の新年にあたり、バリ・ヒンドゥー教徒にとって精神修養に専念する最も重要な日で、インドネシアの国の祝日にもなっています。バリ島以外でも祝日となり、公共機関もお休みとなります。
2016年3月9日(水)ニュピ当日は、バリ・ヒンドゥー教徒は瞑想してバリ島から悪霊が去るのを待つ日です。島内では火や電灯が一切使われないほか、いかなる活動をしてはならず、レストランや商店等も一切営業が禁止され、航空機の離発着や交通機関も制限され、外国人のお客様にもこれら静寂を妨げる行為を禁止されます。ニュピの日程は、2016年3月9日(水)午前6時から10日(木)午前6時までです。
ン・グラライ国際空港においては、国際線・国内線ともにトランジット便を除き全ての航空機の離発着が禁止され、乗客もトランジットの乗客以外の乗降も認められません。バリ島の全ての海港は閉鎖され、船舶による海運サービスの提供は禁止されます。
これらニュピの行動制限は、外国人観光客を含むバリ島内の全ての人々に適用され、警察、医療機関、消防等の治安・人命にかかわる緊急を要する場合を除き、バリ島内の屋外での行動が一切禁止されます。観光客は滞在中のホテル・宿泊施設から外出はできなくなりますので、予め当日のビーチ、プールやレストラン利用の可否などの情報についてご利用の旅行会社、ホテル、宿泊施設にご確認されることをおすすめします。