「コンピューターおばあちゃん」は、明治生まれという高齢でありながら、かくしゃくとして博学、さらに英語にも堪能な自慢のおばあちゃんへの、孫の敬愛といたわりを歌い上げた楽曲。コンピューターという題材から、作曲当時流行していたテクノポップ的な曲調が特徴。NHK『みんなのうた』の人気曲で繰り返し再放送されている。CD・DVD化もされており、カバーも多い。作詞・作曲は伊藤良一。
1981年12月から歌:東京放送児童合唱団(酒井司優子)プロデュース・編曲・ドラム以外のすべての演奏:坂本龍一、ドラム:高橋幸宏のバージョンが『みんなのうた』にて放送された。現在ではこちらのほうが有名で、オリジナルバージョンではメロディーに乗せて歌われていた歌詞の一部が、この編曲以降、作文朗読調のモノローグとして歌われるようになる。
『みんなのうた』で放送されたものは、前述のとおり坂本龍一が編曲とプロデュース、全楽器の演奏に関わったためか、映像では、サビの部分のテクノデリックフォントで「I LOVE YOU…YMO…FF…FF…FF…FF…FF」という一文が流れる。この「FF」は、コンピューターの未使用メモリー部分をダンプした場合によく見られるもの。コンピューターのメモリーの全てのビットが1になっている場合、16進数ではFFである。