地球の出(Earth rise)とはアポロ8号ミッション中の1968年に宇宙飛行士ウィリアム・アンダースが撮影した地球の写真である。「史上最も影響力のあった環境写真」として知られ、様々な環境運動のアイコンとなった。
アポロ8号は人類初となる有人の月周回飛行を行った。「地球の出」とはこのミッション中の1968年12月24日に月の周回軌道上からウィリアム・アンダースがハッセルブラッド社のカメラで撮影した写真(NASA image AS8-14-2383)に与えられた名前である。直前に船長のフランク・ボーマンが白黒写真でこの光景を収めており、その後アンダースが70mmのカラーフィルムを見つけた。ボーマンの写真は地球の明暗境界線が月の地平線に接しているという違いはあるが、大陸の位置と雲の模様はカラーの「地球の出」と同じものだった。