鏡は、通常主な可視光線を反射する部分を持つ。その性質を利用して光を反射させる器具を指す。鏡に映る像は鏡像といい、これは左右が逆転しているように見える。幾何学的に正確に言えば、逆転しているのは左右ではなく前後(奥行き)である。
古くは金属板を磨いた金属鏡が作られたが、現代の一般的な鏡はガラスの片面にアルミニウムや銀などの金属を蒸着している。他に、プラスチックやポリエステルフィルムの表面に金属を蒸着したものもある。人が自らの全身を映す鏡を姿見と呼び、主に身なりを整えたり確認するために使う。
化粧のために手鏡を立てかける台、もしくは鏡を取り付けられた台を鏡台と呼び、どちらも多くは化粧品などを納める引き出しが付いている。鏡を取り付けられた鏡台の場合、その鏡は手鏡よりは大きな鏡だが姿見ほど大きくはない。