2006年、加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏の4人に木村カエラ(ボーカル)を加えて、Sadistic Mica Band Revisitedとして再々結成。このメンバーでキリンラガービールのテレビCMに出演し、CMには新しく録音された「タイムマシンにおねがい」が使用された。フルバージョンで聴きたいという希望が多かったため、着うたとインターネットで音楽配信されることが決定。iTunes Music Storeの配信ランキングで1位を獲得するなどの記録を残した。
2006年8月30日、ライブ形式の無料PV撮影会を行う。10月25日にはアルバム『NARKISSOS』を発表。この際に、バンド名のアルファベット表記を、カエラの名前を入れたSadistic Mikaela Band(カナ表記はそのまま)としている。
2007年3月8日、NHKホールにおいて、ミカバンド名義としては18年ぶりのライブを行った。引き続き木村カエラがボーカルとして参加した他、アンコールにはカエラや小原との親交が深い奥田民生がゲストとして登場。同年秋には、このライブの映像を含むドキュメンタリー映画『サディスティック・ミカ・バンド』(監修:井筒和幸)が公開された。なお、ライブの模様が収録されたアルバム『LIVE in Tokyo』では表記がSadistic Mica Bandと、桐島かれん在籍時と同じものになっている(このアルバムでは桐島かれん在籍時の音源は無い)。また、ボーナスディスクとして75年の神田講堂でのMika Bandの音源が収録されている。
以降、個々の親交はあったもののバンド活動は行われないまま、2009年10月17日に中心人物であった加藤和彦が長野県軽井沢町のホテルで遺体となって発見された。死因は首吊りによる自殺と見られている。加藤和彦の晩年は鬱病を患い、死の直前にはそれが悪化していた。死の1週間前には、神経症が持病の高橋幸宏と電話で「今、欝でね」、「どういう薬飲んでる?」と気楽に話しており、3日前には故郷の京都で旧友らと会食している。遺書には「世の中が音楽を必要としなくなり、もう創作の意欲もなくなった。死にたいというより、消えてしまいたい」と綴ってあった。