サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)は日本のロックバンド。1972年デビュー。1974年発表のアルバム『黒船』は日本のロック史における名盤と評されており、当時英米でも発売されていた。活動中の1975年にはイギリスでツアーを行っている。解散後もこれまでに3度、ゲストボーカリストを迎えて再結成されている。
バンド名の由来であるが、ジョン・レノンが結成していた「プラスティック・オノ・バンド」をもじったもので、ボーカルのミカの包丁使いがあまりにサディスティックだったことに由来する。
元ザ・フォーク・クルセダーズの加藤和彦(ギター、ボーカル)、加藤ミカ(ボーカル)、角田ひろ(ドラムス、現:つのだ☆ひろ)のメンバーで結成される。そこに高中正義(リードギター)が加入し、1972年にシングル「サイクリングブギ」でデビュー。その後まもなくして角田が自らのバンドを結成する為に脱退する。
ドラマーとして大口広司の一時加入を経た後、高橋幸宏が参加、高橋に誘われる形で小原礼(ベース)がメンバーとなる。1973年にファーストアルバム『サディスティック・ミカ・バンド』を発表。このアルバムは発売当初は数千枚しか売れなかったが、イギリス、特にロンドンで評判となり逆輸入という形で日本でも評価されるようになった。