「パンシロン」は1962年から発売されている胃腸薬ブランド。2006年には主要製品のパッケージデザインを変更し、症状に合わせて選びやすいように配慮されている。
パンシロン01プラスは、現在のパンシロンシリーズの主力製品で2010年10月発売。粘膜修復剤・健胃剤・制酸剤・消化剤をバランスよく配合した複合胃腸薬である。「パンシロン(初代・1962年2月発売)」→「新パンシロン(1980年4月発売)」→「パンシロン新胃腸薬(1989年10月発売、「新パンシロン」にウルソデオキシコール酸を配合し、製品名並びにパッケージを変更。販売店限定品の「パンシロン新胃腸薬a」とは別物の製品)」→「パンシロン01(1996年発売)」を経て、14年ぶりにリニューアル。粒子を空洞化するなど剤型に改良を施した。
配合成分は従来どおりだが、即効性の高い3種類の制酸剤の配合バランスが見直された(炭酸水素ナトリウム:1800mg→1200mg、炭酸マグネシウム:450mg→690mg、沈降炭酸カルシウム:240mg→360mg)。また、内容量も従来の20包入りと34包入りを統合した新容量の28包入りと、従来からある小容量サイズの14包入りと大容量サイズの48包入りの3種類に整理された。