インディアン水車は、川を遡上する鮭を捕獲するための設備。水車の籠に鮭が入ると、水力により回転し水揚げされる仕組み。北海道庁初代水産課長・伊藤一隆により日本に伝えられる。北海道の千歳市内を流れる千歳川に設置されているものが有名で、国内ではほぼ唯一水力のみでの稼働が可能。なお、サケのふるさと 千歳水族館は、このインディアン水車を基に作られた観光客等の見学向けの施設である。
発祥は北アメリカ。但しインディアンの名を冠しているものの、ネイティブアメリカンが発明したものではないらしい。捕獲と言っても川を遡上する鮭は身に脂が無く、卵も固くて食用には適さないことから、ほぼ繁殖事業が目的である。