札幌かに本家の店舗外観は、かに道楽と同じく特徴的で巨大な動くカニのオブジェが設置されており、夜になるとライトアップされる。「豪華民芸造り」をテーマとした店舗内は、和のデザインを意識した個室、日本庭園、「カニの穴」から動くカニを見ることができるカニの生簀や洞窟を模したカウンター席など、各店舗に設けられている様々な演出の中で料理や宴会を楽しめる。
店内で提供される料理には、本タラバガニを使用するなど独自に研究開発された創作会席料理が中心である。また、「かにすき」や「かに姿ゆで」など鍋物料理も楽しむことができるほか、かに甲羅揚げやグラタン・玩具がついたお子様会席を注文できる。
苫小牧市の漁港には仕入と発送の双方を行う本部を設置し、同時に海水循環式の大規模な蟹生簀を設けている。その数3万匹もの蟹を備蓄可能な生簀を管理することで、年中いつでも新鮮なケガニを調達することを可能にしている。同社が扱う蟹の種類は主にズワイガニ、タラバガニ、ケガニである。