函館線敷設の影響で、鉄道線路を挟んだ札幌駅付近の南北の格差がありました。どちらかと言えば寂れた印象が強かった札幌駅北口。1985年(昭和60年)9月24日に札幌中央郵便局が札幌市中央区北4条西6丁目から同市東区北6条東1丁目に局舎を移転新築したあたりで札幌駅北口の発展が進んだように感じます。右写真は、昭和61年冬に私が撮影した札幌駅北口です。
現在の地下街が開業する以前にも、1952年に札幌駅前通より西側の地下を「札幌ステーションデパート」、1972年に東側の地下を「札幌駅名店街」、1978年に札幌エスタバスターミナル部の地下を「エスタニ番街」という名称でそれぞれ開業していました。
その後、札幌駅の再開発事業によって一旦閉鎖されたのですが、1999年にこれらを統合・全面改装して「アピア」という名称でリニューアルオープン。中央部には「アピアドーム」と呼ばれるガラス張りの地上吹き抜けドームが設けられました。「WEST」「CENTER」の2ゾーンに分かれています。