かつては後発開発途上国(最貧国)の一つであった。2011年、経済成長により指定解除。IMFの統計によると、2013年のモルディブのGDPは22.76億ドル。一人当たりのGDPは6,764ドルで、南アジアでは最も高い。主産業は漁業と観光業。観光部門がGDPの約3分の1を占めており、最大の外貨獲得源でもある。リゾート島は85 - 100もあるといわれる。
2001年7月、政府は20年間で工業化促進を目指す「2020ビジョン」を発表。各島は、その機能が特定されていることが多く、空港の島・ごみの島・囚人の島・観光の島など特化している。そのため外国人は、特別に許可された場合を除いて観光が許可されている島以外には入ることができない。
モルディブには人口を上回る数の観光客が訪れており、1999年には43万人を超えた。それに伴い観光業は雇用も生み出しており、1999年にはモルディブの就業人口の14%を占めている。
基本的に1つの島に1つのホテルが存在する形式でホテルによって滞在する島を選択することになる。各島への移動はドーニーと呼ばれる木製のボートが使用されるが、モーターボートや水上機も使用される。